物流効率化プロジェクト

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間接材支出の最も大きな項目の一つは、物流に関する費
用です。物流は大きく5つの費用構成となっています。
(建物費用、設備費用、庫内業務費用、配送費用、
システム運用費用)

この中でも配送費用は、モノや書類が移動する際には必
ず発生する費用です。または企業によっては、それらの
保管に関する費用も発生します。製品購入の際に、「配
送費を製品代に含めるという条件なので、配送日はかか
っていない」と言われる企業がありますが、それは表面
上費の請求が無いだけで、実際には製品代に配送日が含
まれています。

こうした例からも、物流費は多くの間接材に影響してい
ることが分かります。
物流業界ではここ数年、配送費の上昇が続いています。
主な原因は燃料価格の高騰、自動車関係諸税や高速道路
料金の負担、労働者不足等が挙げられます。
運送事業の原価構造は、人件費の比率(一般管理費含む
)が約45%と最も高く、労働集約型産業と言えます。
固定的な費用に対して、人・車両の稼働率及び積載率を
高めることが重要となります。また、人件費に次ぐのが
燃料油脂費の約15%で、燃料油脂価格の変動が収益性
を大きく左右します。

購入拠点、エリア、時期、使用方法等によって、大きく
支払金額が左右される要因となりますが、それを把握し
た上で対策を講じることが必要です。

プロジェクトの事例・詳細

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<プロジェクト事例1> 共同配送の実現

本社〜支社ー拠点間で書類や物品の往来があり、それに
多額の配送日を支払っている企業は多いです。

多くの企業がその費用を抑えるために、配送日の交渉を
行いますが、その結果が伴うことは少ないです。先述し
ましたが、物流業界全体で配送日は上昇傾向にあり、そ
の中でも宅配でも代表される個配料金は高騰しています

本プロジェクトはこうした状況の中で、発送拠点の見直
しと積荷業務の集約を図ることで、配送便数を減らすこ
とを実現しました。実施事項は以下をご参照ください。

1. 配送実績データの取得
2. 物流フローの可視化
3. 配送契約の確認
4. 料金タリフ表 ベンチマーク検証
5. 発送拠点集約シミュレーションとリスク分析
6. 発送拠点集約スケジュール策定
7. 発送拠点集約実施
8. 運輸検証(課題抽出と改善実施)

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<プロジェクト事例2> 物流センターの効率

物流センター費用全てを俯瞰的に見ている企業は多くあ
りません。業務費用や配送費用に目を向けて、委託会社
に価格交渉することはありますが、そのほとんどの場合
は成果はありません。

本プロジェクトは、物流センター費用全て(建物費用、
設備費用、庫内業務費用、配送費用、システム運用費用
を算出し、ベンチマーク検証を行った上で、他物流機能
との統合や分解を行い、個別に最適化を図りました。
実施事項は以下をご参照ください。

1. 配送実績データの取得
2. 建物、設備情報の取得
3. システム概要の取得
4. 各費用項目 ベンチマーク検証
5. 各項目 サプライヤ交渉
6. センター内業務フロー可視化
7. 他物流フローとの連携検討
8. 業務フロー、物流フローの見直し実施
9. 運用検証(課題抽出と改善実施)